私が就職活動をしていた頃は、薬剤師の役割が処方された薬を提供するだけではなく、患者様の健康支援のため、積極的にアプローチする時代へと変わりゆくタイミングでした。そのなかで、私も地域の方々に寄り添いながら予防医療に貢献したいと思うようになり、OTC医薬品や健康食品などを介して、総合的にアプローチできるドラッグストアの薬剤師を目指すようになりました。トモズを志望した理由の一つは、都心部を中心に店舗を多く展開していることです。都心の店舗なら、日々の忙しさからつい健康を疎かにしがちなビジネスパーソンを支援できると直感しました。また、調剤の自動化を積極的に進めているトモズなら、薬剤師がより長く患者様と向き合えると感じたことも入社の決め手となりました。
入社後は、なかなか仕事に慣れない時期が続きました。そんなときに、ある患者様から「雑誌で『コレステロールの薬は体調に影響を及ぼす?』という記事を読んだから、通院はしているけれど服薬はしていない」と話を伺いました。もちろん、このままではいけません。私は患者様に薬を飲む意義を丁寧に伝え、時間をかけて疑問点を一つひとつ解消していきました。そして、最終的には薬を飲むことに納得していただいたのです。 後日、患者様から「あの薬、ちゃんと飲んでいるよ」と声をかけられたときには、伝えることの大切さを心から感じ、自信を深められました。“身近な医療機関”として医療の一端を支え、健康で豊かな生活に役立つ「かかりつけ薬局」を目指しているトモズだからこそ、こうしてお客様と向き合い貴重な経験を得られるのだと思います。